フランス語の8つの「ありがとう」|好印象を残す使い分けガイド

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フランス語で「ありがとう」といえば「Merci(メルスィ)」が真っ先に思い浮かびますよね。

でも実は、フランス語の世界では感謝の伝え方がとても奥深いんです。

シンプルな一言でも、言い方や場面、相手との関係によって受け取られ方がまったく変わります。

たとえば、友達に「Merci!」と笑顔で言うのと、ビジネスの場で「Je vous remercie」と落ち着いた声で伝えるのとでは、同じ感謝でも印象が大きく違います。

フランスの文化では「感謝」は社会の潤滑油のようなもの。

挨拶やお礼のやり取りを大切にする国だからこそ、ちょっとした一言にも心を込めるのが大事にされています。

この記事では、そんなフランス語の「ありがとう」を、初心者の方にもわかりやすく、やさしい言葉で丁寧に解説します。

単に言葉を覚えるだけでなく、どういう気持ちで使うのか、どんな雰囲気で言うと自然なのかも紹介していきます。

読むだけで、フランス語での「ありがとう」がもっと身近に、そして楽しく感じられるようになるはずです。

この記事では、8種類のフランス語の「ありがとう」とその使い分け、文化的な背景や発音のポイントまで幅広く取り上げます。

読み終わるころには、あなたも自然にフランス語で感謝を伝えられるようになりますよ。

フランスで「ありがとう」を言う前に知っておきたい3つのポイント

  1. 「ありがとう」の言いすぎに注意
    フランスでは感謝を伝えることは大切ですが、何度も繰り返しすぎると少し不自然に聞こえることもあります。自然なタイミングで伝えるのがポイントです。
  2. トーンと表情を大切に
    笑顔で「Merci」と言うだけで印象がぐっと良くなります。無表情で言うと冷たく感じられてしまうこともあるので、表情も意識しましょう。
  3. 「tu」と「vous」の使い分け
    親しい人には「tu(チュ)」、初対面や目上の人には「vous(ヴ)」を使います。フランス語ではこの違いが丁寧さの鍵になります。

① Merci(メルスィ) 基本の「ありがとう」

最もシンプルで万能な「ありがとう」。友人、家族、店員さん、または通りすがりの人など、あらゆる場面で自然に使えます。

フランスの日常では、何かを受け取ったときやドアを開けてもらったときなど、ちょっとした瞬間に「Merci」と言葉を添えるのがマナーの一部になっています。

例文:

Merci!(メルスィ)=ありがとう!
Ah, merci beaucoup, c’est gentil.(ア メルスィ ボクー セ ジャンティ)=ああ、ありがとうございます、ご親切に。

ポイント:
優しく口をすぼめて「メルスィー」と言うと自然で好印象です。

語尾を少し伸ばすとやわらかく聞こえ、笑顔を添えることでフランス人らしい礼儀正しさが伝わります。

また、フランスでは「Merci」の一言で会話が終わることも多く、言い方次第でその後の雰囲気が変わります。声のトーンや目線も意識してみましょう。

「Merci」は単なるお礼の言葉ではなく、ちょっとした人とのつながりを作る魔法のような表現です。

観光地でもカフェでも、気軽に口に出してみると、相手の笑顔が返ってくるはずです。

② Merci beaucoup(メルスィ ボクー)  心を込めた「本当にありがとう」

「beaucoup(ボクー)」は「たくさん」という意味で、「たくさんのありがとう」というニュアンスを持ちます。

シンプルな「Merci」よりも気持ちがより強く伝わるため、相手に感謝の心を丁寧に届けたいときに使われます。

日常生活の中でも、プレゼントをもらったり、助けてもらったりしたときなど、あたたかい気持ちを添えるのにぴったりの表現です。

例文:

Merci beaucoup pour votre aide!(メルスィ ボクー プール ヴォートル エード)
ご協力いただき本当にありがとうございます。
Merci beaucoup pour le cadeau!(メルスィ ボクー プール ル カドー)
素敵なプレゼントをありがとうございます!

使える場面:
この表現は、友人や同僚、または初対面の人に対しても使える万能なフレーズです。

たとえば、カフェで店員さんにお礼を言うときや、道を案内してもらったときなど、ちょっとした出来事にも自然に使えます。

また、フォーマルなシーンでは、「Merci beaucoup」を少し落ち着いた声のトーンで使うと、上品で思いやりのある印象になります。

文章で書く場合にも使えるので、メールやメッセージの最後に添えると柔らかい印象になります。

ちょっとしたコツ:
「ボクー」は最後の「p」を発音しないのがフランス語のルールです。

「ボク」と言い切るのではなく、「ボクー」と少し伸ばして発音すると、よりネイティブに近づきます。

発音のリズムを意識して、「メルスィ・ボクー」と軽やかに言ってみましょう。

文化的な豆知識:
フランスでは、感謝の言葉を大げさに伝えるよりも、自然で誠実なトーンを大切にします。

「Merci beaucoup」は心のこもった表現ですが、笑顔や声の調子がもっとも大切なポイントです。

相手の目を見て、気持ちをこめて伝えることで、言葉以上の温かさを届けることができます。

どんな相手にも使える丁寧な表現で、日常会話にもフォーマルな場にも適しています。

③ Merci bien(メルスィ ビアン) 一見丁寧、でも注意が必要!

「bien」は「良い」という意味ですが、フランス語では文脈や声のトーンによって微妙なニュアンスが変わります。

言い方によっては少し皮肉っぽく聞こえたり、軽い冗談のように受け取られることもあります。

たとえば、親しい人に何かを断るときや、軽い会話の中で「Merci bien!」と言うと、フランス人らしいユーモアを感じさせる表現になります。

地域や世代によっては、単に「どうもありがとう」の意味でポジティブに使う人も多いので、まずは自分から乱用しない、相手が使ったときのニュアンスを観察するくらいの感覚でOKです。

例文:

Merci bien, mais non.(メルスィ ビアン メ ノン)
結構です、いりません。
Ah, merci bien pour ton aide!(ア メルスィ ビアン プール トン エード)
手伝ってくれてどうもありがとう!

使い方のヒント:
「Merci bien」は、相手とある程度親しい関係で使うと自然です。

友達同士の会話では軽やかに聞こえますが、フォーマルな場面では少しくだけすぎた印象を与えるかもしれません。

ビジネスや公式なシーンでは「Merci beaucoup」や「Je vous remercie」を使うのが安心です。

文化的な背景:
フランスでは皮肉やユーモアを交えた会話が日常的に行われます。

そのため、「Merci bien」が冗談めかして使われることもあります。例えば、何かを断るときに「Merci bien, mais…」と笑顔で言えば、相手を傷つけずに断る柔らかい言い方になります。

発音のポイント:
「bien(ビアン)」の「an」は鼻に抜ける音で、日本語にはない発音です。

口を少しすぼめて、鼻から軽く息を抜くように「ビアン」と言うと自然です。

「メルスィ ビアン」と滑らかに続けるように練習すると、フランス語らしい響きになります。

まとめ:
「Merci bien」は軽い感謝や冗談まじりのやり取りに最適な表現です。

丁寧さよりも親しみを重視したい場面で活躍しますが、使う相手や状況に注意して、自然な会話の中で取り入れてみましょう。

親しい人との会話ではOKですが、改まった場では避けたほうが安心です。

④ Merci mille fois(メルスィ ミル フォワ) 気持ちをこめた「千回ありがとう」

「mille(ミル)」は「千」という意味で、この表現は「千回ありがとう」と文字通りに訳すことができます。感謝の気持ちを何度も伝えたいとき、あるいは大きな感動を表したいときに使われます。単なる「ありがとう」では伝えきれない温かさや感動をこめた表現として、フランス人の間でもとても印象的です。
例文:

Merci mille fois pour tout!(メルスィ ミル フォワ プール トゥ)
すべてに心から感謝します!
Merci mille fois pour votre gentillesse.(メルスィ ミル フォワ プール ヴォートル ジャンティエス)
あなたのご親切に何度もお礼を言いたい気持ちです。

文化的な背景:
「Merci mille fois」は少し文学的な響きを持ち、詩や手紙、感動的なスピーチなどでも使われます。恋人や家族、長年の友人に対して深い感謝を伝えるときに使われることもあり、まさに「心の底からのありがとう」というニュアンスを含んでいます。日本語で言う「何度お礼を言っても足りません」に近い感覚です。

使い方のヒント:
カジュアルな会話でも使えますが、少しロマンチックまたはドラマチックに聞こえることがあります。たとえば特別なプレゼントをもらったときや、大切な人に支えられたときなどに使うと、気持ちがまっすぐに伝わります。メールやカードの文末に添えると、印象に残る感謝の表現になります。

発音のコツ:
「mille(ミル)」は短くはっきり、「fois(フォワ)」は唇を少し丸めて優しく発音します。全体をリズミカルに「メルスィ ミル フォワ」と言うと、やさしく響きます。最後を少し息を抜くように終えると、自然で柔らかい印象になります。

もう一歩丁寧に言いたいとき:
「Merci mille fois à vous!(メルスィ ミル フォワ ア ヴ)」と言うと、「あなたに千回のありがとうを」という意味になり、より直接的で温かみのある表現になります。

感動を伝えるときにぴったり。メッセージや挨拶の文末にも使えます。

⑤ Je vous remercie(ジュ ヴ レメルスィ) 丁寧で上品な「お礼申し上げます」

直訳すると「私はあなたに感謝します」。

この表現は、フランス語の中でも特に上品で落ち着いた響きを持ち、フォーマルな場面やビジネスシーンでよく使われます。

話し方によって印象が大きく変わるため、声のトーンや表情にも気を配るとより自然で丁寧に伝わります。

例文:

Je vous remercie de votre comprehension.(ジュ ヴ レメルスィ ド ヴォートル コンプレアンシオン)
ご理解に感謝申し上げます。
Je vous remercie de votre patience.(ジュ ヴ レメルスィ ド ヴォートル パシアンス)
ご辛抱いただきありがとうございます。

使い方のヒント:
この表現は、手紙やメール、スピーチなどで非常に重宝します。

「Merci」と比べて形式的でありながら、誠実さがにじむ言葉なので、初対面の人や目上の方へのお礼にも最適です。

たとえば、取引先や先生などに感謝を伝える際に使うと、礼儀正しい印象を与えます。

文化的な背景:
フランスでは、丁寧なコミュニケーションを大切にする文化があります。

「Je vous remercie」は、そんなフランスらしい礼儀を象徴する表現のひとつです。

会話の中で少し間をおいて穏やかに言うと、より感謝の気持ちが伝わりやすくなります。

発音のポイント:
「Je(ジュ)」は口を軽くすぼめてやさしく、「vous(ヴ)」は唇を少し前に出して短く切るように発音します。

「remercie(レメルスィ)」の「r」は喉の奥で軽く響かせるのがコツ。全体を通して柔らかく発音することで、上品で思いやりのある印象になります。

応用表現:

  • Je vous remercie infiniment.(ジュ ヴ レメルスィ アンフィニマン)=心から感謝申し上げます。
  • Je vous remercie sincerement.(ジュ ヴ レメルスィ サンスェールマン)=誠実に感謝いたします。
    これらはより丁寧で深い感謝を伝えたいときに使えるフレーズです。

落ち着いたトーンで話すとより丁寧に聞こえます。

⑥ Avec tous mes remerciements(アヴェック トゥ メ ルメルスィモン) 手紙やメッセージに使える感謝表現

この表現は「心からの感謝をこめて」という意味で、特に手紙やメール、公式な文書の結びに使われます。

英語の「With all my thanks」に近く、落ち着いた優雅な響きがあります。

相手に丁寧な印象を与えたいときや、フォーマルな挨拶の最後に添えるのにぴったりです。

フランス語では、感謝の言葉で文章を締めくくることが非常に好まれます。

例文:

Avec tous mes remerciements,
感謝をこめて。
Je vous adresse mes salutations distinguees et avec tous mes remerciements.(ジュ ヴ ザドレス メ サリュタシオン ディスティングゥエ エ アヴェック トゥ メ ルメルスィモン)
敬意と心からの感謝を申し上げます。

ポイント:
この表現は、口語よりも書き言葉として使うのが一般的です。

特に、ビジネスレターや公式なメール、贈り物に添えるメッセージカードなどで用いられることが多く、穏やかで上品な印象を与えます。

日常会話で使うと少しかしこまりすぎる印象になるので注意しましょう。

使い方のヒント:
「Avec tous mes remerciements」は単体でも美しい表現ですが、他の挨拶文と組み合わせることでより自然になります。

たとえば「Je vous prie d’agreer, madame, monsieur, l’expression de mes salutations distinguees, avec tous mes remerciements.(ご理解とご協力に心から感謝申し上げます)」のように、結びの言葉として加えると非常にフォーマルです。

文化的な背景:
フランスでは「感謝の言葉を残す」ことが大切にされています。

ビジネスや個人の手紙でも、最後にお礼の一文を添えるのが礼儀です。

そのため、この表現は社会的なマナーとしてもよく使われています。

メールの署名の直前にこの一文を入れるだけでも、印象がぐっと柔らかくなります。

発音のポイント:
「avec(アヴェック)」は「ク」をしっかり発音し、「tous(トゥ)」の「s」はここでは発音しません。

「remerciements(ルメルスィモン)」の「tsィモン」の部分は鼻に抜ける柔らかい音で終わらせると上品に聞こえます。

まとめ:
「Avec tous mes remerciements」は、書き言葉で感謝を伝える際に最も丁寧で優雅な表現のひとつです。

特に、初めての相手や目上の方への手紙、公式なメールの締めくくりに添えると、誠実で洗練された印象を残すことができます。

⑦ C’est vraiment gentil de votre part(セ ヴレマン ジャンティ ド ヴォートル パール) ご親切に感謝します

直訳すると「あなたのご厚意は本当に優しいですね」という意味で、相手の思いやりや優しさに感謝を伝えるときに使われます。

単に「ありがとう」と言うだけでなく、「その優しさに心を打たれた」というニュアンスが含まれています。

フランスでは、相手の気遣いや行動そのものに感謝を示すこの言い方がとても自然です。

例文:

C’est vraiment gentil de votre part!(セ ヴレマン ジャンティ ド ヴォートル パール)
ご親切に本当にありがとうございます!
Oh, c’est vraiment gentil de penser a moi.(オ セ ヴレマン ジャンティ ド パンセ ア モワ)
私のことを思ってくれるなんて、本当に優しいですね。

使い方のヒント:
この表現は、相手の行為そのものに焦点を当てたいときにぴったりです。

たとえば、重い荷物を運んでくれたとき、プレゼントをもらったとき、手助けをしてもらったときなどに自然に使えます。

日常会話でもフォーマルなシーンでも活躍する便利なフレーズです。

文化的な背景:
フランスでは、単なる感謝の言葉よりも「相手の気遣いを認める」ことが大切にされます。

そのため、「C’est gentil de votre part」は感謝と同時に敬意も込められた表現とされています。

友人同士では「C’est gentil de ta part」と親しみを込めて使うこともできます。「ta」は「あなた(親しい人)」という意味のカジュアルな形です。

発音のポイント:
「vraiment(ヴレマン)」は「r」を喉の奥で軽く発音し、「gentil(ジャンティ)」は語尾の「l」を発音しないのがポイント。

「de votre part(ド ヴォートル パール)」は滑らかに続けるように言うと上品に聞こえます。ゆっくり丁寧に発音すると、優しい印象が伝わります。

もう少し丁寧にしたいとき:

C’est vraiment tres gentil de votre part.(セ ヴレマン トレ ジャンティ ド ヴォートル パール)
本当にとてもご親切にありがとうございます。
このように「tres(とても)」を加えることで、より強い感謝の気持ちを表現できます。

まとめ:
「C’est vraiment gentil de votre part」は、感謝と優しさを同時に伝える、心のこもった表現です。

相手の思いやりをしっかりと受け止め、丁寧にお礼を言いたいときにぜひ使ってみてください。

⑧ Merci, monsieur / madame(メルスィ ムッシュー/メルスィ マダム) 礼儀正しい一言

「Merci」に「ムッシュー(男性)」または「マダム(女性)」を添えることで、よりフォーマルで礼儀正しい印象になります。

特に、お店やホテル、レストランなど、サービスを受けたときに使うと、丁寧で感じの良い印象を与えることができます。

フランスでは、知らない人にも丁寧に挨拶やお礼をする文化が根づいているため、この表現を使いこなせると、現地の人からの印象がぐっと良くなります。

例文:

Merci, madame.(メルスィ マダム)=ありがとうございます(女性に)
Merci, monsieur.(メルスィ ムッシュー)=ありがとうございます(男性に)
Merci beaucoup, monsieur.(メルスィ ボクー ムッシュー)=本当にありがとうございます(男性に)
Merci infiniment, madame.(メルスィ アンフィニマン マダム)=心より感謝いたします(女性に)

使い方のヒント:
このフレーズは、レストランでお会計を済ませたあと、店員さんにお礼を言うときや、ホテルでスタッフが荷物を運んでくれたときなどに自然に使えます。

また、道を教えてもらったり、親切に対応してもらったときなど、ちょっとしたシーンでも「Merci, monsieur / madame」と添えるだけで印象が一段上がります。

特に観光中はこの一言を覚えておくととても便利です。

文化的な背景:
フランスでは、見知らぬ相手にも敬意を払って言葉を添えることがマナーとされています。

たとえば、バスの運転手さんや店員さんに対して「Merci, monsieur!」と言うだけで、感じの良いお客さんだと受け止めてもらえます。

日本語の「ありがとうございます」に敬称を加える感覚に似ていて、相手へのちょっとした敬意が伝わります。

発音のポイント:
「monsieur(ムッシュー)」は「ムッスィユー」ではなく「ムッシュー」と軽く発音し、「madame(マダム)」は語尾の「ム」を柔らかく切るように言うと自然です。

両方とも「Merci」とつなげるときは間をあけずに「メルスィムッシュー」「メルスィマダム」と滑らかに言うと、フランス人のような響きになります。

まとめ:
「Merci, monsieur / madame」は短くても丁寧で、どんな場面でも失礼にならない表現です。

フォーマルな印象を与えつつ、温かみのあるフランス語として日常でもよく使われます。

公共の場やお店などで使うと、あなたのフランス語が一段と上品に聞こえるはずです。

日常で使える「ありがとう」以外の感謝表現

  • C’est sympa!(セ サンパ)=すてき!ありがとう!
    この表現は、気軽でポジティブな感謝を伝えるときに使われます。「いいね!」「うれしい!」という気持ちがこもっていて、友達や同僚との日常会話にぴったりです。
    使い方の例: プレゼントをもらったときや、ちょっとした気遣いを受けたときに「C’est sympa!」と笑顔で言うと自然です。
  • Je te remercie.(ジュ トゥ レメルスィ)=親しい人へのやさしいお礼
    「te」は親しい相手に使う「あなた」の意味で、フォーマルな「Je vous remercie」と比べて柔らかく、温かみのある表現です。家族や恋人、仲の良い友達などに向けて、心からの感謝を伝えたいときに使われます。
    例文: Je te remercie pour ton aide.(ジュ トゥ レメルスィ プール トン エード)=手伝ってくれてありがとう。
    声のトーンをやさしくすると、より感謝の気持ちが伝わります。
  • Trop gentil!(トロ ジャンティ)=とても優しい!ありがとう!
    「trop」は「とても」「すごく」という意味で、「Trop gentil!」は「なんて優しいの!」というニュアンス。親しい人に対して軽い驚きと感謝を込めて使えます。たとえば、相手があなたのために何かしてくれたときに、「Trop gentil!」と笑顔で言うととても自然です。
    応用: 女性に対しては「Trop gentille!(トロ ジャンティーユ)」と語尾を変えるのがポイントです。

身近な人との会話やメッセージにもおすすめです。

特にSNSやカジュアルなチャットなどでも使いやすく、フランス語で気軽に「ありがとう」を伝えたいときに重宝します。

お礼を返すときの言葉(どういたしまして)

感謝されたときに返す言葉も覚えておくと便利です。

フランス語では、相手の「ありがとう」にどう返すかも重要で、場面によって言葉を選ぶとスマートに聞こえます。

日本語の「どういたしまして」も、実はさまざまなニュアンスで言い換えることができます。

  • De rien.(ドゥ リアン)=どういたしまして(基本)
    直訳すると「何もないよ」という意味で、もっともよく使われるカジュアルな表現です。友達や家族、気軽な場面で「ありがとう」と言われたときに自然に使えます。笑顔で「ドゥ リアン」と言うだけで、フランスらしい気さくさが伝わります。
    例文:

    Merci!
    De rien!(どういたしまして)

  • Je vous en prie.(ジュ ヴ ザン プリ)=ご丁寧にどうも(丁寧)
    フォーマルな場面で使われる丁寧な返答です。お店、職場、または初対面の相手に対して使うと、とても礼儀正しく感じられます。日本語の「とんでもありません」「お気になさらず」に近いニュアンスで、ビジネスシーンにも最適です。
    例文:

    Merci beaucoup!
    Je vous en prie.(どういたしまして)

  • Pas de quoi.(パ ドゥ クワ)=いえいえ(カジュアル)
    こちらも親しい間柄でよく使われます。「大したことないよ」という軽やかなトーンで、肩肘張らずに返すことができます。レストランや街角など、日常の会話でもよく耳にする自然な表現です。
    例文:

    Merci pour ton aide!
    Pas de quoi!(どういたしまして)

補足:
「Je t’en prie(ジュ トン プリ)」というカジュアルな言い方もあり、親しい相手に対して「どういたしまして」をやさしく伝えるときに使えます。イントネーションを柔らかくすると、より温かい印象になります。

会話例:

Merci beaucoup!
Je vous en prie.(どういたしまして)
De rien, c’est normal.(どういたしまして、当然のことですよ)

発音のコツ:自然に聞こえる小さな工夫

    • 「r」は喉の奥を軽く震わせて「ハ行」に近い音に。喉の奥を軽くくすぐるように発音すると、よりフランス語らしい響きになります。日本語の「ら行」よりも奥の方で息を流すイメージです。
    • 「ou」は口をすぼめて長めに「ウー」。少し口を前に突き出して発音すると自然な音になります。鏡の前で練習してみると、口の形が確認しやすいですよ。
    • 「Merci」は「メルスィ」が正解。「メルシ」では少し違います。「スィ」は息を前に抜くように優しく言うときれいに聞こえます。
    • また、「Merci beaucoup(メルスィ ボクー)」の「ボクー」は最後の「p」を発音しません。「ボク」と止めずに「ボクー」と少し伸ばすことでやわらかく聞こえます。
    • 「bien(ビアン)」や「mille fois(ミル フォワ)」などの鼻母音は、日本語にはない独特の響き。鼻に軽く抜けるように息を出すとフランス語らしい音になります。
    • 声のトーンは穏やかに、語尾を少し上げると優しい印象に。練習するときは、短いフレーズを何度も繰り返すのがおすすめです。

まとめ:感謝を使い分けて印象アップ!

表現 発音 意味 シーン
Merci メルスィ ありがとう 基本
Merci beaucoup メルスィ ボクー 本当にありがとう 丁寧・親しみ
Merci bien メルスィ ビアン どうもありがとう/結構です(場合によっては皮肉っぽくなる) 注意が必要
Merci mille fois メルスィ ミル フォワ 千回ありがとう 感動・感謝
Je vous remercie ジュ ヴ レメルスィ お礼申し上げます フォーマル
Avec tous mes remerciements アヴェック トゥ メ ルメルスィモン 感謝をこめて 手紙・メッセージ
C’est vraiment gentil de votre part セ ヴレマン ジャンティ ド ヴォートル パール ご親切にありがとう 温かいお礼
Merci, monsieur / madame メルスィ ムッシュー/メルスィ マダム 礼儀正しいありがとう 公共・接客

さいごに

フランス語の「ありがとう」は、単なる言葉ではなく「思いやり」や「優しさ」を表す大切な表現です。

たった一言でも、声のトーンや笑顔、目線の合わせ方によって相手の受け取る印象が変わります。

相手との関係や場面に合わせて、少しずつ言い方を工夫することで、あなたの気持ちがより深く伝わります。

フランスでは、「ありがとう」を言うことが人とのつながりを築く第一歩とされています。

日常の中で自然に感謝を伝える習慣がある人は、相手からも信頼され、好印象を持たれることが多いのです。

旅行中やお店でのやり取り、友人との会話でも、心を込めた一言を添えるだけで、温かい交流が生まれます。

また、フランス語の「ありがとう」は、発音やイントネーションによっても柔らかく聞こえたり、上品に響いたりします。

練習を重ねることで、言葉の響きが自分の気持ちと自然に重なっていくのを感じられるでしょう。

今日紹介した8つの表現を少しずつ覚えていけば、きっとあなたのフランス語はぐんと魅力的になります。

言葉に心を添えることで、単なる会話が「優しいコミュニケーション」に変わります。

心をこめた「メルスィ」で、あなたのフランス語がさらに素敵になりますように。そして、あなたの優しい気持ちが、言葉とともに周りの人に届きますように。

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